イギリス編 part3

8/28.29

実はこの2日間でたくさんの友達ができた。エセックス大学はとても大きな研究大学なので多く国の大学院留学生がサマースクールとして来ている。最初の週は本当にキャンパス内に人がいない印象だったけど今週からすごく増えたと思う。本当にフレンドリーな人たちばかりで、全然知らん人でも大学の中のバーの近くにいる人たちに話しかけるとすぐ話に入れてくれたり、道端で喋ったり、昨日は近くの広場で遊んでた人を寮に招待して日本のお土産あげたりした。出会った人全員に通じて言えることだけどみんな日本について良い印象を持ってくれていることが嬉しかった。礼儀正しい、技術がすごいとか、京都にいったよとか日本に来たことある人も何人かいた。出会った人を何人か紹介すると、アメリカの陽キャ女ボスのレイラ、日本語話せるイラン人マウジー、あっちから今日も会いたいって言ったくせに来なかったサウジアラビア人リーフなど。他にもインド、パキスタン、トルコ、ジンバブエなど色んな国の人がいた。多くの人が今週に帰ってしまうらしいから来週は会えないけど色んな国籍の人と話すことが出来てすごくいい経験になった。肝心の学業の方は、いくつかすでに最後の授業がもう終わってしまって先生と会えないのがすごく残念。1番の推しのクリスが来週何人か先生を集めてくれて一緒にパブに連れていってくれることになったからすごく楽しみなんやけど、データを使ってすごく面白い授業をしてくれたジェームスは夏休みに入ったらしくて多分来れないらしい。あー泣いちゃう、、。

明日から3日間はロンドントリップ!すごく楽しみな一方で治安は悪いと聞くから少し心配。

 

8/30~9/1

インスタのストーリーを見てくれた友達から留学って言ってたのに観光しかしてないやんけと言われました。本当にその通りだと思います。楽しいです。

この3日間は色んなとこに行きすぎて一つ一つ書いてたらキリがないので省略。ロンドンに来てまず思ったのは余りにもコルチェスターと違いすぎるということ。彦根と東京くらい違う。人の量も多いし日本人もかなり多かった。東京もほとんど行った事ないのに、大都会を1人で行動するのはかなり疲れた。なんせスリが多い町だし、バッキンガム宮殿の周りとか人の多いところは警察がずっとスリに気をつけてねー!って叫んでいるくらいだ。リュックには盗まれてもいいような着替えとかだけを入れておいて、小さめのショルダーバックに貴重品を入れて気をつけていた。もうとにかくどこを歩いても絵になるし、観光名所がありすぎてとてもじゃないけど3日間では回りきれなかった。ただ物価はもちろん高いし、電車が高すぎる。イギリスではもう移動するために現金を使うことは出来なくて、バスも電車もクレジットのタッチ決済で支払わなければならない。一応電車は現金でチケットも買えるけどクレジットで払うよりもめちゃくちゃ高くなる。親にお金は気にせずに楽しんで来いと言ってもらったことが本当にありがたく思う。おかげですんごく楽しむことが出来たし、行きたいところも行けて本場のフットボールも見れて大満足すぎる。しかもハーランドのハットトリック見れたし。ロンドントリップの話をもっと詳しく聞きたい人がいたら是非直接聞いてあげてください。喜んで話します。

 

9/2~5のラスト授業週は書くのサボったのでまた次まとめて書きます。

 

 

そして今回は大学の授業についての話。

イギリスに来るまでは第二言語としての英語の授業とイギリス文化の授業としか伝えられていなかったのだが実際は色んな授業が2.3回ずつあって、様々な先生の授業を受けることが出来た。

まずはプレゼンテーションの授業をしてくれたクリス。クリスは授業だけでなくフットボールの試合のチケット予約を手伝ってくれたり、一緒にパブに行く計画を立ててくれたりと研修担当者のジョージよりもよっぽどお世話になった先生。そしてこの研修の最終課題が、英語でイギリス文化についてのプレゼンを行うことだったので、3週間最初から最後まで会うことが出来た。明るくてノリが良くてとても楽しかった。日本でALTの先生をしてた経験があるらしくて日本にもとても詳しい先生だった。お好み焼きが大好きらしいから本当はお好み焼きパーティーが出来たら良かったけど一緒にご飯食べれてお酒飲めて最高の思い出が出来た。

 

次が日本とイギリスの様々な側面についてデータを使って授業をしてくれたジェームス。ジェームスはとにかく自分たちがしっかり理解出来ているのかを確認しながら進めてくれる優しいナイスガイ。内容もすごく面白くて、持っていたイギリスのイメージが変わることもあった。そしてデータはもちろん自分の日本での学習分野なので勉強になった部分もあったし、先生の話を聞いてそうですよねーこう考えないとダメですよねーみたいな共感もすごくあった。レベル自体は高くないけど、仮説検定を使って証明するところとかは本当に世界共通で使う手法なんだなと思ったし学んでいる内容がイギリスでも出てきて少し嬉しかった。もっと話したかったけどジェームスの授業は前半くらいで全て終わってしまって残念だった。

 

3つ目が音楽の授業。違うクリスという先生でこれはちょっと合わなかった。ハイレベルの授業とは聞いていたけど、喋るスピードがめちゃ早くて全然聞き取れないし何より内容が面白くなかった、、。イギリスの音楽文化について歴史を辿りながら紹介してもらったけど知らないアーティストの知らない曲を延々と紹介されるだけはかなりキツかった。日本の音楽の歴史でさえも知らんしな。ただ陽気でいかにも外国人って感じの先生で本人はとても楽しそうだった。

 

4つめは異文化理解についての授業。トルコ人ニルファーという女の先生が授業をしてくれた。一枚の写真を見てどのような状況だと思いますかという質問で、自分は畑仕事をしてたり穴を掘っているように見えたのでそう言ったら他の人も同じような意見だった。でも他の国の人に聞いた意見を教えてもらうと、人を虐待している絵だとか授業で指導されている所だとか様々な意見があった。文化の背景によって捉え方が変わるということはすごく面白いと感じたし、日本はやはりとても安全な国なんだなということを再確認した。

 

次はイギリスの超有名バンドのビートルズについての授業。この先生の名前はちょっと忘れてしまったけどとにかくイギリス人だなーという感じの人だった。イギリス人はかなり皮肉を言う人が多くて、この人はフットボールマンチェスターユナイテッドファンで、ことある事にマンチェスターシティを批判していた。日本人の中にマンチェスターティファンがいたから、get away this class!ってめっちゃ言ってた。日本なら絶対教育委員会行きやなって思いながら面白がって見てた。先生の中で1番ファンキーでビートルズはほとんど知らなかったけど授業はかなり盛り上がってめっちゃ笑った。

 

次がアートについての授業でマンディーという超絶優しいイギリスのお母さんのような先生に教えてもらった。イギリスはアートが有名なのかどの都市にも博物館や美術館がある。自分たちがアートについて詳しくないことを理解してくれていて初心者でも楽しめる授業だった。そして先生はゆっくり話してくれるし、話し方にとても品があってポジティブで、自分たちが何を言っても肯定して褒めてくれた。どうしてマンディーの授業が2回しか無いのか文句を言いたくなるくらいとてもいい人だった。マンディーはクリス主催のパブにも最後のプレゼン発表会にも来てくれた。みんな緊張してる中で自分の発表の番になったらIbuki good look!って一人一人に言ってくれるの優しすぎて惚れた。

 

そして最後がストーリーについての授業で、シンデレラを題材にセリフで文法上間違っている部分はどこかとかThe英語の授業って感じの事をしたり、物語はタイプに分けることが出来てシンデレラとハリーポッターは同じような構成ですね。みたいな文系っぽい授業だった。モーリスという先生でこの人はすごく真面目で硬派な感じの人だという印象だった。初日は自分たちがモーリスの好きな映画を知らなかったり、あまりコミュニケーションが上手く取れなくてすごく悲しそうな顔をして授業が終わったのでとても申し訳ない気持ちになった。なので、私もクリスにパブに誘われたよとか私がこの研修の最後の授業を担当するよとか言われて正直少し不安だった。ただやはり飲みニケーションは世界共通で、パブでギネスという黒ビールを教えて貰ったり、奥さんの話を喋ってくれてとても仲が深まった。あと腕相撲大会もしてクリスには勝てたけどモーリスには負けた。くやしい。最後の授業は初日と別人かというくらい明るく終えることが出来たし、全ての授業総じてすごく満足した3週間の研修だった。

 

散々言ってきたクリス主催のご飯会

f:id:htsth2:20240907065946j:image

 

 

実は授業の話を書いているのは既に帰りの飛行機でかなりブログを書くことをサボってしまっていた。次回がイギリス編ラストの予定。最後はいつものブログのように、日記じゃなくてこの3週間での学びや考えたこと、残しておきたいことを書こうと思う。

 

追記

イスタンブール空港に着いたら日本への乗り継ぎ便が3時間半の遅延。そのせいで終電で家に帰れないことが確定してしまいましたー。行き同様物価激高空港で4時間滞在しなあかんくなり関空着いたあとどうすればいいんやろ。